ダイバーシティーの推進に向けた取り組み

LAND FESが実施する、障がいや年齢、国籍などに関わりなく、多様な人々が参加し、共創するインクルーシブ/インテグレイテッドダンスプロジェクト。

スクランブル・ダンスプロジェクト

2016年、小田原市にて舞踏家の故大野慶人、LAND FES代表の松岡大を講師に、「障がいのある人もない人も共に楽しもう」をコンセプトに始まったダンスプロジェクト。以降、着実に活動を積み重ね、神奈川県共生共創事業として映像作品「いま、生まれたばかり」、令和4年度文化庁「障害者等による文化芸術活動推進事業」として舞台作品「メタモルフォーゼ」を発表しました。2022年、KAATフレンドシッププログラムにて同作品を上演。2023年には、韓国の Korea International Accessible Dance Festival(KIADA) 2023に招聘され、「ひかりのすあし」を上演するなど、精力的に活動を拡げています。

ロックス プラス
ひかりのすあし
メタモルフォーゼ

演出・講師 松岡大
舞踏家/NPO法人LAND FES 代表理事。2005年より舞踏カンパニー山海塾に舞踏手として参加。「金柑少年」「とばり」「卵熱」「ARC」「TOTEM」などの主要作品に出演中。2017年よりスクランブル・ダンスプロジェクト講師・演出。2021年、Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13「Tokyo Real Underground」キュレーターを務める。作曲家Paola Prestini(NY)、シアターカンパニー「Phantom Limb Company」(NY)の舞台作品に出演する等、海外アーティストとのコラボレーションも多数。

来場者の声

「自分が考えてきた、障がい者や健常者といった枠をはるかに超えて、胸に迫ってくる何かを感じました。」

「車いすダンサーの腕はそうではないダンサーと違った表現力、強さを感じました。多様な身体を持ったダンサーが一体となって一つの動き、作品が作られて、同じような身体を集めた従来のダンスカンパニーの公演では見られない作品でした。」

「さまざまな表現に目をうばわれました。自分はダンスをしているわけではないですが、人との関係をテーマにしているので、とても心が熱くなりました。」

「すごいと思ったり、これは何を表現しているのだろうと考えたり、自分自身に問いかけたり…今までにない経験をさせていただきました。」

「ダイバーシティだと思いました。障がいを魅力としてお互いにフォローしながら補い合ってダンスする姿が素敵でした。」

「構成もすばらしく、それぞれの個性が活かされていました。長い期間にわたり、WSを開かれていて、演者、観客の壁のない世界観となっていました。」

ゲストファシリテーター

スクランブル・ダンスプロジェクトでは、これまでも様々なゲストを講師に招きながらワークショップを重ねています。

飯森沙百合

アオイツキ(アオイヤマダ&高村月)

砂連尾理

LAND FES DIVERSITY 深川

障がいや年齢、国籍などに関わりなく、ダンサーと一般参加者が江東区深川を舞台にした映像作品を共に創る「LAND FES DIVERSITY 深川」。講師のリードの下、参加者が様々なダンスにトライしながら、からだを通してたくさんのコミュニケーションを交わします。ワークショップの後は深川の街に出向き、創作したダンスを撮影!完成作品は、オンラインで配信してきました。2021年より、アーツカウンシル東京からの支援、そして地域の協力の下に、毎年継続して実施しています。

深川をなぞる

かさなれ深川音頭

TOKYO ACCESSIBLE DANCE
Adriaan Luteijn NEW CREATION in TOKYO

2024年1月にLAND FESが実施したTOKYO ACCESSIBLE DANCEでは、オランダの名門ダンスカンパニー Introdansの振付家ならびに同カンパニーの社会包摂プログラムを牽引するエイドリアン・ルテインが来日し、日本を拠点に活動する出演者と共に新作のクリエーションを行いました。エイドリアン・ルテインが演出・振付を手がけた「Iungo – Encounter Tokyo」は障がい者やホームレス経験者などを含む、多様なバックグラウンドを持つ8名のダンサーを結びつけることを意図した振付作品です。(“Iungo”はラテン語で「つなぐ」を意味する)ベースとなっているのは、ルテインがIntrodansで20年前より開発してきた振付形式。「Encounters」と呼ばれるこの形式は、バレエやモダンダンスのアカデミックな訓練を受けてきた世界中のダンサーと、それぞれ異なる出自のダンサーたちを結びつけます。

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