スクランブル・ダンスプロジェクト公演
『メタモルフォーゼ ―生命がその姿を変えるとき―』in 横浜

障がいの有無を越えてダンスを共創するスクランブル・ダンスプロジェクトの新作『メタモルフォーゼ』を杉田劇場にて上演!
併せて、吉澤実率いるリコーダーアンサンブル「杉劇リコーダーず」とスクランブルメンバーとの共演、そして義足のダンサー・森田かずよとシンガーソングライター・タテタカコによるゲストパフォーマンスをお楽しみください!

【日時】
2023年2月4日(土)15:00 開演(14:30 開場)

【プログラム】
第1部
●『メタモルフォーゼ』(約50分)
 出演:松岡大 飯森沙百合 片山夏波
&スクランブル・ダンスプロジェクトメンバー
安達夏美 阿部花凛 大津宏平 奥津大希 田畑菜乃果 野村雅弘 平井礼央奈 二見リカ​​ 待寺優 マツコ 山田和彦 山田知寛
 &杉田劇場ワークショップメンバー
泉葉子 北村武美 小林寛司 定行夏海 橋本晴子
音楽:武田直之
衣装:西川千明
●スクランブル・ダンスプロジェクト with 杉劇リコーダーず(約15分)
-休憩-

第2部
●ゲストステージ(約15分)
出演:森田かずよ タテタカコ

【会場】
横浜市磯子区民文化センター 杉田劇場 ホール
神奈川県横浜市磯子区杉田1丁目1−1 4F
アクセス

【お申し込み】


☆ワークショップも開催します!
【ワークショップ日時】
2023年2月3日(金)18:00~19:30
詳細


【出演者】
松岡 大

Photo by Maiko Miyagawa

舞踏家/NPO法人LAND FES 代表理事
街を歩きながらダンサーとミュージシャンによるパフォーマンスを鑑賞する「LAND FES」を主宰し、パフォーミングアーツを通じて共生社会を目指す活動に取り組む。
2005年より舞踏カンパニー山海塾に舞踏手として参加。「金柑少年」「とばり」「卵熱」「ARC」などの主要作品に出演中。
他、2021年、Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13「Tokyo Real Underground」キュレーターを務める。
NYのシアターカンパニー「Phantom Limb Company」に出演する等、海外アーティストとのコラボレーションも多数。

飯森沙百合

©︎Halkuzuya

コンテンポラリーダンスカンパニー〈Co.山田うん〉に所属。
三東瑠璃、平原慎太郎、白井晃、向井山朋子、安田登 等、多数演出家の作品に出演。また、アーティストのバックアップダンサー、ライブステージング、ミュージックビデオ振付、絵本の朗読を務めるなど、多方面で活動する。オリンピック2020 開会式出演。
2018年に西山友貴とダンスユニット〈Atachitachi〉を結成。2019年に初の単独公演を行った他、『Sense island 暗闇の美術島』等アートイベントにも参加するなど、舞台だけに留まらない活動を展開している。
近年では呼吸法の資格を取得し、ボディワークの指導、普及活動も行っている。NPO丹田呼吸法普及会理事。

片山夏波

4歳よりクラシックバレエを始める。
立教大学映像身体学科卒業。在学中より公共劇場専属舞踊団であるNoismに所属し、国内外の演劇祭などで踊る。その後、身体を極限まで追い詰める過激でダイナミックな振付をする黒田育世率いるBATIKに所属し、日々研鑽している。他にもバレエ、コンテンポラリーダンス、演劇など様々なジャンルの振付家、演出家の舞台や映像作品に出演。東京2020オリンピック開会式出演。現在では身体への好奇心が高じて鍼灸・マッサージの国家資格を取得すべく勉強中。幼児からお年寄り、ハンディキャップの有無にかかわらず、さまざまな人の日常に寄り添うダンスを模索している。

スクランブル・ダンスプロジェクト 出演メンバー
安達夏美 阿部花凛 大津宏平 奥津大希 田畑菜乃果 野村雅弘 平井 礼央奈 二見 リカ​​ 待寺優 マツコ 山田和彦 山田知寛

Photo by Masabumi Kimura

2016年より小田原市「文化創造活動担い手育成事業」として、舞踏家の故・大野慶人、山海塾舞踏手の松岡大を講師に、認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル共催の協力を経て「障がいのある人もない人も共に踊る」をコンセプトに始まる。ワークショップと発表会を積み重ねる中で、これまで障がいの有無に関わらず300名以上が参加。一人ひとりが「自由な身体表現」「調和のある表現」「魅せる表現」を体得してきた。2021年3月に小田原市民会館大ホールにてワークインプログレス『ひかりのすあしへ向かって』を開催。同年12月には新作公演『無限に咲く』を開催、2022年1月には小田原三の丸ホール開館記念企画「コネクションズ」のイベント作品『SCORE』にダンス出演するなど、活動の幅を広げている。

杉劇リコーダーず

2006 年にスタートし、今年で結成17年目となる杉田劇場を拠点に活動を行うリコーダーアンサンブル。リコーダーの持つどこか懐かしく透明な響きに加えて、杉劇リコーダーずにしか出せないサウンドを創り出す。
8歳から80代までの老若男女の50名のメンバーをリコーダー奏者の吉澤実氏が講師として率いる。杉田劇場に留まらず、県外・国外で単独演奏会やゲスト出演など精力的に活動する。新聞・テレビ等メディアに登場することしばしば! 音楽の教科書や題名のない音楽会などにも、登場しています。

森田 かずよ

「二分脊椎症・側湾症」を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。自らの身体の可能性を日々楽しく考えながら、ダンサー、俳優として活動する。
「Performance For All People.CONVEY」主宰。ヨコハマパラトリエンナーレ、国文祭・障文祭なら、庭劇団ペニノ、アジア太平洋障害者芸術祭など国内外の多数の公演に出演し、TVなどメディア出演も多数。東京2020パラリンピック開会式出演。神戸大学人間発達環境学研究科修士学位取得。第11回北九州&アジア全国洋舞コンクール バリアフリー部門1位。PERSOL Work-Style AWARD 2020 ダイバーシティ部門受賞。

タテタカコ

ピアノと歌だけで様々な音楽ジャンルを内包した表現をする異色のシンガーソングライター。
全国各地を渡り歩き、年間 100 本を超えるライブを行うかたわら、映画、CM 等への楽曲提供も数多くしている。2004年カンヌ国際映画祭受賞作品「誰も知らない」(是枝裕和監督)に楽曲「宝石」を提供。同年ファーストアルバム「そら」でメジャーデビュー。以降、全国各地で精力的にライブを行う。海外でのライブ活動も積極的に行っており、これまでに、カンボジア、台湾、フランス、韓国、中国などでライブを行っている。東日本大震災をきっかけに、発足当初から自身も企画運営に携わっている沖縄の街フェス「ASYLUM(アサイラム)」を福島県で開催することを決意。2012 年 3 月 10 日、11 日に福島県で「ASYLUM2012 in Fukushima」を開催。タテタカコの呼びかけで多くの人気アーティストが参加し大盛況の結果となった。以降、「ASYLUM2012 in Fukushima」は毎年 3 月 10 日、11 日に福島県で開催されている。

【お問い合わせ】
sdp.odawara@gmail.com

主催:文化庁、NPO法人LAND FES
制作:NPO法人LAND FES
共催:NPO法人アール・ド・ヴィーヴル
助成:神奈川県マグカル展開促進補助金
協力:横浜市磯子区民センター杉田劇場、有限会社アイコニクス、株式会社SWOON

舞台・照明・音響:有限会社アイコニクス
制作:樫村千佳 NPO法人LAND FES 株式会社SWOON
映像撮影:磯村拓也 合同会社NOTEA 尾崎龍
スチール撮影:木村雅章

文化庁委託事業「令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業」


スクランブル・ダンスプロジェクトについて

スクランブル・ダンスプロジェクトは、障害がある人もない人も共に踊るダンス活動。
神奈川県小田原市で2016年に始まりました。
ワークショップにはさまざまな参加メンバーが集まります。年齢も職業もできることもまちまち。プロのダンサーも、勤め人も学生も、車椅子の人も、ほとんど言葉を話さない人もいます。
共通点はただ一つ、踊ることが大好きだということ。
講師は舞踏家の大野慶人さん(故人)、松岡大さん。先生のナビゲートする声をたよりに、その日その場所にある音楽や気配、光や風と響き合いながら体を自由に動かしていきます。
障害がある人たちはためらいません。まっすぐな表現がみんなに伝染し、最初は恥ずかしがっていた人も踊る喜びを花開かせていきます。
時にはみんなで振り付けを考えたり、すてきな動きの誰かを真似したり。
「踊る」というテーマでつながる場に障害があるなしの壁はどんどん消えていきます。
そして共に踊っているうちに確信するのです。
全ての人が唯一無二の、かけがえのない存在であることを。
そしてみている人にもそれは伝わり、いつしか体が動き出してしまいます。
いまここで共に生きる全ての人が、ダンスで交わり、結びつく。
それがスクランブル・ダンスなのです。

配信中!
神奈川県 共生共創事業
「いま、生まれたばかり」

ハンディキャップのある者・ない者が「共に」クリエーションに取り組むスクランブル・ダンスプロジェクト。山と街と海と……様々な表情をもち、豊かな自然と人々の暮らすコミュニティとの調和のとれた小田原。その豊かな自然、風・海・太陽・緑・大地との調和を喜び激しく踊る姿は美しい。ここで暮らす人々にとってひとつひとつの場所が大事な大地であり、自分たちの一歩一歩も大事なステップ。この一歩から未来に続く一歩へと……。
「光」「海」「街」「生命」をキーワードにした4章の映像作品。
https://kyosei-k