DIVE IN SHIBAURA



LAND FESがセレクトした今注目を集めるダンサー&ミュージシャン6組によるライブ公演を
SHIBAURA HOUSEにて上演します。

自らの身体と向き合いながら唯一無二の表現を創り上げてきたダンサーと
エクスペリメンタル/ジャズ/ポップ/ワールドほか様々なフィールドで活躍する音楽家が1対1で対峙し
パフォーマンスを繰り広げる2日間。

「障がい」とは何か?私たちを分け隔てるものは何か?
私たちが多様性と呼んでいるコトの姿とは?
SHIBAURA発、パフォーミングアーツが提示する、ダイバーシティーの現在形をとくとご覧下さい。

開催日時:2022年
2月19日(土)19:00開演
2月20日(日)15:00開演

※各日30分前に開場

料金:
一般予約 3,000円
一般当日 3,500円
障がい者割引 1,000円

チケット予約
下記Peatixサイトよりお申し込みください。

https://diveinshibaura.peatix.com/

車椅子等でアテンドが必要な方はメールにてお申し込みください。
info@landfes.com

出演者
2月19日

大前光市 × 横手ありさ
かんばらけんた × 植野隆司
新倉壮朗 × 梅津和時

大前光市
交通事故により足を失った義足のダンサー。大阪芸術大学舞台芸術学科舞踊コース卒業。リオ・パラリンピック閉会式にソロ出演したことをきっかけに世間から注目されるようになり、第64回紅白歌合戦にて平井堅と共演、その後のNHKスペシャルにて特集される。ラスベガスにてJABBAWOCKEEZ『Jreamz』に出演するなど国内外の舞台で活躍しており、テレビ、ラジオ、CM、GQなどのファッション雑誌やメディアへの出演も多い。最近では、しながわ2020スポーツ大使、横浜2020文化プログラムプロデューサー、東京2020聖火ランナーも務めた。「ぼくらしく、おどる」(学研プラス)著者。

横手ありさ
あらゆる響きで自由気ままに色彩を遊ぶうたうたい。音楽家。絵本のような詩世界とボイスを織り交ぜた表現で、ボーダレスに活動。心身の不調と東日本大震災をきっかけに、より素朴でシンプルな「うた」そのものを見つめていくようになり、ウクレレ弾き語りをはじめる。道ばた、駅、喫茶店、ギャラリー、森、畑、山川、など、どこでも旅しながら歌う。太鼓と歌と踊りの遊動芸能家集団SUNDRUM、声の現代音楽グループ「つむぎね」、リーダーバンドのLupe∝、爆裂女ユニット縄文姉妹、晴ツ等に参加。人形劇団ひとみ座、すこやかクラブ等舞台作品への楽曲提供や、子どもたちと声で遊ぶWSなども行っている。また伊豆諸島最南端、青ヶ島出身のパートナーと共に、太鼓、島唄を、人生の長い眼差しでゆっくりと唄い継いでいる。現在一児の母。うたう母ちゃんとして新たな旅路を迎えている。

かんばらけんた
先天性二分せきつい症という障害をもって生まれる。フリーの車椅子ダンサー、サーカスパフォーマーとして活動。車椅子の上での逆立ちなど、上半身を最大限に生かした技が特徴。
TV CM出演や学校講演も行っている。

2019年 韓国で開催された国際障害者ダンスフェスティバル「KIADA 2019」にソロ出演
2019年 カゴメ株式会社のCMに出演
2021年 東京2020パラリンピック開会式出演
2021年 NHK紅白歌合戦出演

植野隆司
主にギタリスト。テニスコーツやソロ、色んな人と演奏やレコーディング。
たまにサックス。最近はこの歳になってラップを試みています。

新倉壮朗
ダウン症。11才の時、アフリカセネガルの太鼓「サバール」と出会い、アフリカ音楽にのめり込む。 2002年より「新倉壮朗の世界」と題して定期的にコンサートを開き、ピアノ、マリンバ、鍵盤ハーモニカ、バラフォン、サバール、ジャンベ、ドラムetc.で思いのたけを表現し、パワフルなステージを繰り広げている。 今までに、山下洋輔、大口純一郎、林栄一、菊地成孔、森重靖宗、谷川賢作、野村誠、片岡祐介、松永貴志、會田瑞樹、大友良英、巻上公一、ワガン・ンジャイ・ローズ、BBモフラン等のミュージシャンや音楽・太鼓仲間と共演。2011年、セネガルでの様子を中心に、タケオと人々との音楽を介したコミュニケーションを描いたドキュメンタリー 映画「タケオ」が日本と世界で上映され、好評を博す。
ドキュメンタリー映画「タケオ」http://www.takeo-cinema.jp/

梅津和時
70年代NYのロフトシーンで活躍、帰国後「生活向上委員会大管弦楽団」でブレイク。「D.U.B(ドクトル梅津バンド)」でヨーロッパで人気を得ると共に、RCサクセション、忌野清志郎のサポートとしてロック界にも広く知られる。欧米〜アジアの音楽とも出会い現地ミュージシャンと共演を重ねる。日本で初めてのクレズマバンド「ベツニ・ナンモ・クレズマー」を主宰し、現在の「こまっちゃクレズマ」に繋がる。また2000年結成のジャズ・ロックバンド「KIKI BAND」では、国内外はもとよりアジア各国、欧米、ロシアなど海外のジャズフェスティバスにも多数出演している。劇伴や映画音楽も手掛けるほか、詩やダンス、舞踏等とのコラボレーションも多い。


2月20日

森田かずよ × 寺尾紗穂
矢萩竜太郎 × 巻上公一
雫境 × 灰野敬二

森田かずよ
「二分脊椎症・側湾症」を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。自らの身体の可能性を日々楽しく考えながら、ダンサー、俳優として活動。
「Performance For All People.CONVEY」主宰。ヨコハマパラトリエンナーレ、国文祭・障文祭なら、庭劇団ペニノ、アジア太平洋障害者芸術祭など国内外の多数の公演に出演し、TVなどメディア出演も多数。
東京2020パラリンピック開会式出演。神戸大学人間発達環境学研究科修士学位取得。
第11回北九州&アジア全国洋舞コンクール バリアフリー部門1位。
PERSOL Work-Style AWARD 2020 ダイバーシティ部門受賞。


寺尾紗穂
1981年東京生まれ。07年ピアノ弾き語りの「御身onmi」でデビュー。大林宣彦監督作品「転校生 さよならあなた」、安藤桃子監督作品「0.5ミリ」など主題歌の提供や、CM制作(無印、JAほか)、新聞やウェブ連載も多い。2010年からの「りんりんふぇす」の主催や、2015年「新人H!ソケリッサ」との「楕円の夢ツアー」(全国14ヶ所公演)のほか、イ・ラン(韓国)、フェルナンド・カブサッキ(アルゼンチン)ら海外アーティストとの共演も多数。全国で見つけた古謡にアレンジを加えて発表をしつつ、あだち麗三郎、伊賀航と組んだバンド「冬にわかれて」でも活動。21年は空気公団のアルバムへの参加や、原田郁子と共作曲「傘のむこう」を発表。最新アルバムは「北へ向かう」、最新刊は長女の出会った天使と家族の不思議な日々をつづった「天使日記」。

矢萩竜太郎
ダンサー。ダンスのスタイルは「いま、ここ」から現れてくる“即興”。かたちにとらわれない自由なダンス。1976年、ダウン症をもって生まれる。1990年、ヴォルフガング・シュタンゲ氏のワークショップに参加したことをきっかけにダンスを開始。いずるばのダンスワークショップの会「ダンスでこんにちは」で、岩下徹氏や高田豪氏の元で、会の仲間と共に、自由なダンスを育む。巻上公一氏のワークショップではヴォイスパフォーマンスにも触れる。そして、音楽家の齋藤徹氏と出会い、齋藤氏と一緒に、一流の音楽家やアーティストとの共演を重ね才能が開花した。
ドキュメンタリー作品
・「ダンスとであって」(近藤真左典監督)
・「ぼくのからだはこういうこと」(近藤真左典監督) 

巻上公一
1978年結成のヒカシューのリーダーとして作詞作曲はもちろん、声の音響やテルミン、口琴を使ったソロワークやコラボレーションを精力的に行っている。トゥバ共和国の喉歌ホーメイは日本の第一人者として知られ、サウンドポエットによる演劇「チャクルパ」シリーズやJAZZ ART せんがわ、熱海未来音楽祭など多彩なプロデュースをしている。音楽アルバムはソロ、ヒカシュー含め多数。詩集『至高の妄想』で第一回大岡信賞を受賞。

最新アルバム『虹から虹へ』www.makigami.com

雫境
聾(ろう)の舞踏家。1997年故・鶴山欣也の誘いを受け、舞踏を始める。2000年にユニットグループ「雫」を旗揚げ、国内外で公演とワークショップを行っている。2013年アニエス・トゥルブレ監督の映画『わたしの名前は…』に出演。2016年牧原依里と共同監督として映画「LISTEN リッスン」を製作。他に元藤燁子や小野寺修二の演出作品にも出演。2019年舞踏をベースにした身体表現を模索するためにユニットグループ「濃淡(NOUTAN)」を結成。
https://www.noutaninaline.com
https://www.facebook.com/dakeinoutanshizuku

灰野敬二
1952年5月3日千葉県生まれ。アントナン・アルトーに触発され演劇を志すが、ザ・ドアーズに遭遇し音楽に転向。ブラインド・レモン・ジェファーソンをはじめとする初期ブルースのほか、ヨーロッパ中世音楽から内外の歌謡曲まで幅広い音楽を検証し吸収。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、各種管弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を独自の演奏技術で極限まで引き出しパフォーマンスを行なう。200点を超える音源を発表し、確認されただけでも1,800回以上のライブ・パフォーマンスを行なっている。

会場:SHIBAURA HOUSE 1F
東京都港区芝浦3-15-4

お問い合わせ:info@landfes.com

※当イベントは東京都および全国公立文化施設協会による感染防止対策ガイドラインに基づいて開催します。入場の際はマスク着用・検温・チェックシートへの記入等をお願いいたします。
※今後の感染状況により、予期せず開催日時や形態の変更(無観客配信など)が生じる場合がありますのでご了承ください。

主催:NPO法人LAND FES
プロデュース:松岡大
キュレーション:安藤誠
制作:樫村千佳
音響:根本駿介
照明:株式会社MOON LIGHT
映像撮影:磯村拓也、酒本凌
スチール撮影:木村雅章

助成:港区文化芸術活動継続支援事業
本公演は、アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)の支援を受け、実施しています。

 NPO法人LAND FES ダイバーシティーへ向けたこれまでの取り組み

2014年 Down’s Workshop
ダウン症児の親でつくるNPO法人アクセプションズとの共同で、ダウン症児を対象としたダンスとアート・クラフト制作のワークショップを2回に渡って開催。東京都世田谷区の児童養護施設「福音寮」で実施し、施設に在籍する児童も参加した。

2016年 音っとっとワークショップ
障がい児とその親がともに楽しめるパフォーミングアーツのワークショップシリーズを、横浜市のBankART Studioにて開催。音楽グループSUNDRUMやダウン症パーカッショニスト新倉壮朗氏、能楽師の安田登氏、フラワーアーティストの塚田有一氏ら多彩な講師を招き、最終日にはショーイング(発表会)を行った。

2018〜19年 音っとっとワークショップ~障害をもつ子とその親で学ぶ“からだ”と“リズム”の可能性
即興楽団UDje(うじゃ)主宰のナカガワエリ氏を講師に招き、即興ダンスや太鼓演奏を通して、「からだ」と「リズム」の可能性を体験し、親子間の新しいコミュニケーションを育むワークショップシリーズを2年間に渡り通算4回開催。

2021年 LAND FES DIVERSITY 富士
ダンサーとミュージシャン4組の講師によるシリーズワークショップを富士市教育プラザなどで開催。就労支援施設に通う若者や地域の方々とともに体で表現&創造する喜びを養いながら、富士市内の様々なロケーションで講師と参加者による映像収録を行った。

2021年 LAND FES DIVERSITY 深川
障害のある人と健常者がともに取り組むダンスプロジェクトを江東区深川で開催。「歩く」をテーマに、7名のダンサーがそれぞれ7つの会場でワークショップを行い、深川の歴史や文化の息吹を感じるルートを舞台にダンス映像作品を作り上げた。

2021年 スクランブル・ダンスプロジェクト『無限に咲く』
2016年より小田原市で「障がいのある人もない人も共に楽しもう」をコンセプトに行なわれている「スクランブル・ダンスプロジェクト」の新作公演をLAND FESが主催。認定NPO法人アール・ド・ヴィーヴル協力の下に実施され、LAND FES代表の松岡大が企画・演出・プロデュースを務めた。