LAND FES vol.11 出演者

狩俣道夫<フルート/ソプラノサックス/ヴォイス>

沖縄県出身。アメリカの某大学で作曲と音楽理論を学び卒業後新宿ピットイン朝の部で演奏活動を始める。現在、フリーフォームの即興演奏を中心にソロ、舞踏やパフォーマンスとのコラボ、「愚弁」、「波流乱満地獄変」等のユニットで活動中。

川合ロン<ダンス>
1985年生。早稲田大学第二文学部卒。 国内外多くの振付家のダンス作品に出演。主に活動するCo.山田うん(振付家山田うん主宰)では、高橋悠治演奏による『ゴルトベルク変奏曲』や、『春の祭典』『結婚』(作曲:ストラヴィンスキー)を国内外ツアーにも多く参加。その他、芳垣安洋、高良久美子、助川太郎、太田惠資らと『七つの大罪』を上演、宮本妥子との共演、パーカッショニストの辻コースケとの即興パフォーマンスをするなど、音楽家とのコラボレーション多数。 その他、鈴木ユキオ、小野寺修二、北村明子、加藤みや子、池田扶美代等のダンス作品、ピーターブルックカンパニーの俳優でもある笈田ヨシ演出オペラ『蝶々夫人』、イスラエルのインバル・ピント&アブシャロム・ポラック振付演出のミュージカル『100万回生きたねこ』『羅生門』出演するなど舞台を中心に活動。舞台以外では甫木元 空監督『はるねこ』に俳優として出演するなど活動の幅を広げている。

川口隆夫<ダンス>

学生の頃より演劇やダンス、パフォーマンスに触れ、またパントマイムをベースにした動きのテクニック「ミーム」を学ぶ。1年間のスペイン留学ののち、1990年よりダンスを始める。吉福敦子らとともにATA Danceを主宰しコンポラリーダンス作品を発表。1996年からは京都を拠点にしたアーティスト集団「ダムタイプ」に参加。『OR』、『メモランダム』『ヴォヤージュ』に出演した。2000年以降はソロを中心に、演劇・ダンス・映像・美術をまたぎ、舞台パフォーマンスの幅広い可能性を探求、他ジャンルのアーティストたち(伊東篤弘、山川冬樹、真鍋大度、藤本隆行、ほか)とのコラボレーションも多い。08年より「自分について語る」をテーマに『a perfect life』をシリーズ展開。その Vol. 06「沖縄から東京へ」で第5回恵比寿映像祭(東京都写真美術館、2013)に参加した。近年は舞踏に関するパフォーマンス作品『ザ・シック・ダンサー』(2012)、『大野一雄について』(初演 「ダンスがみたい!」dー倉庫、2013)を発表。後者は16年秋の公演でニューヨーク・ベッシー賞にノミネートされ、2018年秋にはパリ市立劇場(フェスティバル・ド・オートンヌ)にて上演。これまでに35都市、通算70回を巡演し、現在も世界各地をツアーしている。最新作は1960年代アメリカの公衆トイレでの男性間の性行為に関する社会学研究のアーカイブ資料を元にしたパフォーマンス『TOUCH OF THE OTHER – 他者の手』(2015 ロサンゼルス、2016 東京)。

鈴木ちほ<バンドネオン>

幼少期から高校までクラッシックピアノを学ぶ。和太鼓チームに入門し15年間和太鼓演奏に勤しむ。音の成り立ち、音がもたらす魔力、不思議、効果、環境音など、音そのもの、音楽についての興味が泉のように湧いてくる。映画美学校にて音楽理論、レコーディングや作曲を学ぶ。と同時にタンゴの巨匠アストロ・ピアソラの音楽に痺れる程の感銘をうけバンドネオンを手にし、8割型独学で過ごす。2018年より宅shoomy朱美氏にボイスを師事。2013年より「惑星ポルチーニ」を主宰。メンバーに岩見継吾氏(コントラバス)、荻野やすよし氏(ギター)を迎えフリージャズに挑む。齋藤徹氏、藤井郷子氏など日本のミュージシャンの活動の在り方に多大な影響をうけ、ジャンルレスな即興音楽を中心に企画、活動中。本年度からアジアを中心に見据えた作曲、作品作りを模索する日々を過ごす。

武田理沙<キーボード>

北海道出身。3歳よりクラシックピアノ、19歳よりドラムを始める。2011年上京し、様々な形態のバンドで活動する傍ら、2016年にソロ活動を開始。即興演奏、映像を使ったオリジナル曲、FRANK ZAPPAのピアノカバーなどが好評を博している。2018年、プロデュース/作曲/編曲/演奏/録音/を全て一人で手掛けた初のソロ音源「Pandora」をMY BEST! RECORDSより発売、多くの人の心を掴んでいる。

中村蓉<ダンス>
https://yo-nnn.wixsite.com/yo-nakamura/

早稲田大学在学時コンテンポラリーダンスを始める。2009年より小野寺修二、近藤良平、室伏鴻の振付作品に出演、アシスタントを務め、2010年自身の作品を創り始める。ルーマニア・シビウ国際演劇祭、東アジア文化都市式典(韓国光州・横浜)など国内外で作品を上演。二期会オペラ『ジューリオ・チェーザレ』やロックバンドsumika「MAGIC」MVの振付も担当。2018年ドイツに2ヶ月滞在し振付したマインフランケン劇場製作オペラ『NIXON IN CHINA』(演出:菅尾友)はベルリン放送が選ぶ年間ベストプロダクション10に選出された。他にダンサーとして郷ひろみ「笑顔にカンパイ!」アブリル・ラヴィーン「Hello Kitty」MVにも出演。〈歌謡曲スイッチ〉と題し、八代亜紀「雨の慕情」など名曲の歌詞に登場する人物になり切って踊るダンスワークショップを各地で展開中。
http://yo-nnn.wix.com/yo-nakamura
受賞歴:
2012年ダンスコンテストNEXTREAM21審査員特別賞、第1回セッションベスト賞
2013年横浜ダンスコレクションEX審査員賞・シビウ国際演劇祭賞
2014年トーキョー×ソウルデュオダンスフェスティバル人氣賞
2016年第5回エルスール財団コンテンポラリーダンス部門新人賞

星衛<チェロ/篠笛>

1959年生まれ。幼少期をアフリカ大陸(ローデシア・現ジンバブウェ)にて裸足で過ごす。チェロ、エレクトリックチェロで活動の一方、東京都無形文化財神田囃子を伝承、篠笛を吹き、獅子を舞う。舞踏と音楽の至福を希求、ケルト、アラブ・トルコなど民族音楽に傾倒、山下洋輔との出会いによって即興演奏に開眼。白崎映美&東北6ろーるショー、スガダイロー「大群青」など参加ユニット多数。新聞雑誌に雑文を執筆、著書に「聴覚刺激小説案内」(筆名・奥澤竹彦、音楽の友社)など。編集者・アンソロジストとしての最新刊に「もの食う話」(文春文庫)。詩歌は真鍋呉夫に私淑、連句の即興演奏的感覚に魅かれる。宮沢賢治、谷﨑潤一郎、草野天平など、「文学者と音楽」をテーマに講演活動を行う。囲碁と落語と納豆と甘酒をこよなく愛す。詩誌「鹿首」同人。

細川麻実子<ダンス>
http://mamikohosokawa.com

studioCOMMU運営
加藤みや子ダンススペースメンバー。インテグレイテッドダンスカンパニー響-kyoメンバー。
10代で舞踊コンクールや公演に出演。1998年にベルギーへ留学。
帰国後はスタジオを運営する傍ら幼児から高齢者、役者などに幅広く振付け、指導をしている。振付作品の入賞、受賞多数。
sjdaダンスコンテスト第1位グランプリ受賞。
高齢者チェアエクササイズ選手権で審査員賞、ベストドレッサー賞、優秀賞を受賞。
地域活性プロジェクト「川口ジャズフェス」において《市民の皆さん×animalia danst Rosas》監修。
運営スタジオを拠点にソロ活動を続けながら身体で内外の世界を探究している。

マルコス・フェルナンデス<パーカッション>
http://www.marcosfernandes.com

横浜で生まれたマルコス・フェルナンデスは、カリフォルニアで30年以上、パフォーマー、プロデューサー、キュレイターとして過ごしました。米国、カナダ、メキシコ、ポルトガル、香港、日本の各地で、ソロのインプロバイザー、フォノグラファーとして公演し、またパーカッショニスト、サウンドアーティストとしてさまざまなアンサンブル、ダンサー、ビジュアルアーティスト達と共演してきました。フェルナンデスの作品はAccretions、Bake/Staalplaat、Circumvention、Cobra Discos、Disk Union,、Enban、Less Than TV、Pax、Pfmentum、Phonography.org、Public Eyesore、Solitary B他から60点以上発表されています。現在のプロジェクトはメルト、タナボタ、国際オバケ連合、魚一、ザ・メタファーズ、東京フォノグラファーズ・ユニオン他。

森重靖宗<チェロ>
http://www.mori-shige.com/

音楽家。チェロによる即興演奏を主に、国内外の数多くの音楽家や舞踏家等と共演する。
アコースティック楽器の可能性を広げて奏でられるその様々な音響は、繊細かつ豊かで独特の雰囲気を醸し出す。