LAND FES vol.10 出演者

飯森沙百合<ダンス>

神奈川県で生まれ育つ。幼少期に近所のバレエ教室に通ったのがきっかけで踊り始める。その後、様々なジャンルのダンスや人との出会いが繋がって、現在に至る。これまでに、co.山田うん、三東瑠璃、平原慎太郎の作品に参加。ミュージシャンとのジャムセッションや映像作品など、様々な場所で活動中。photo by Masabumi Kimura

入手杏奈<ダンス>

ダンサー・振付家。 幼少よりクラシックバレエを学ぶ。コンテンポラリーダンスを木佐貫邦子に師事。個人の創作活動と平行し、ダンサーとして様々な振付家の作品に出演。演劇作品への振付、多数の音楽 PV(ポルノグラ フィティ、YUKI、スキマスイッチ、KREVA等)への振付、出演を行う。 2014 年「第1回ソロダンサフェスティバル 2014」最優秀賞受賞。 2018 年「SICF19PLAY」住吉智恵賞受賞。 桜美林大学非常勤講師。

かみむら泰一 <サックス>

サックス奏者&作曲家(Tenor&Soprano)。
響きと空間とジャズをテーマに活動。東京生まれ。84年ごろよりジャズサックスプレーヤーとして活動を開始。現在までに3枚のオリジナルジャズアルバムを制作「A Girl from New Mexico」「のどの奥からうまれそうな感じ」「オチコチ」。2000年頃から即興演奏に取り組み、近年はベースの齋藤徹氏とショーロと即興の演奏をはじめ、テーマは身体性をも含むものに広がりダンサーとのコラボも行っている。2016年4月かみむら泰一&齋藤徹「Choro&Improvization」をリリース。99年にNYでサックスの巨匠Dewey Redman(~2006)より直々にサックスの音の指導を受ける。ジャズの初期から現代までの様々なスタイルの中で、オーネット・コールマンの”サウンドと歌”の可能性に注目している。
http://www.taisax.com

KAMOSU<ホーメイ/ギター/タブラほか>

2016年秋、世の中を醸すべくして結成した倍音ポップスバンド“KAMOSU”
NHK教育テレビへの出演でも知られる倍音音楽家の尾引浩志と、タブラ奏者の喜名風人、シンガー善財和也による、音を醸すバンド”KAMOSU”
橋の下世界音楽祭2017,2018に出演。2018年2月には台湾ツアーを敢行。
東京を中心に発酵なう。

川合ロン<ダンス>

1985年生。早稲田大学第二文学部卒。 国内外多くの振付家のダンス作品に出演。主に活動するCo.山田うん(振付家山田うん主宰)では、高橋悠治演奏による『ゴルトベルク変奏曲』や、『春の祭典』『結婚』(作曲:ストラヴィンスキー)を国内外ツアーにも多く参加。その他、芳垣安洋、高良久美子、助川太郎、太田惠資らと『七つの大罪』を上演、宮本妥子との共演、パーカッショニストの辻コースケとの即興パフォーマンスをするなど、音楽家とのコラボレーション多数。 その他、鈴木ユキオ、小野寺修二、北村明子、加藤みや子、池田扶美代等のダンス作品、ピーターブルックカンパニーの俳優でもある笈田ヨシ演出オペラ『蝶々夫人』、イスラエルのインバル・ピント&アブシャロム・ポラック振付演出のミュージカル『100万回生きたねこ』『羅生門』出演するなど舞台を中心に活動。舞台以外では甫木元 空監督『はるねこ』に俳優として出演するなど活動の幅を広げている。

川村美紀子<ダンス>

1990年生まれ、16歳からダンスを始める。2011年より本格的に作品を発表し、国内外で上演を重ねている。「どこからかの惑星から落下してきたようなダンス界のアンファン・テリブル」(Dance New Air 2014/石井達朗氏)とも紹介されるその活動は、劇場にとどまらず、屋外やライブイベントでのパフォーマンス、映像・音楽制作、レース編みなど多彩に展開。
WEB : http://kawamuramikiko.com
ダンス映像: http://kawamuramikikofilm.wixsite.com/dance-archives

小暮香帆<ダンス>

1989年生まれ。ダンサーとして多数振付家作品に出演しながら、2012年よりソロ活動を開始。国内外合わせて7カ国16都市で踊る。また様々なアーティストとのセッション、映画、CM、MVに出演するなど活動は多岐にわたる。2012年日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。昨年第6回エルスール財団新人賞を受賞。
http://kogurekaho.com

齋藤徹<コントラバス>

舞踊・演劇・美術・映像・詩・書・邦楽・雅楽・能楽・西洋クラシック音楽・現代音楽・タンゴ・ジャズ・ヨーロッパ即興・韓国の文化・アジアのシャーマニズムなど様々なジャンルと積極的に交流。ヨーロッパ、アジア、南北アメリカで演奏・CD制作。コントラバスの国際フェスティバルにも数多く参加。コントラバス音楽のための作曲・演奏・ワークショップを行う。自主レーベルTravessia主宰。http://travessiart.com/

坂本弘道<チェロ>

多種多彩なセッション及びソロ、「パスカルズ」などのバンド活動、早川義夫、遠藤ミチロウ、友川カズキ、UA、川上未映子、荒井良二、中村達也、七尾旅人など、共演・サポート多数。近年は寺十吾の演出作品を中心に数多くの舞台音楽を手掛けている。シスカンパニー『グッド・バイ』『草枕』『遊侠 沓掛時次郎』『黒塚家の娘』『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』、近藤公園・平岩紙 二人芝居『あたま山心中~散ル、散ル、満チル』、『関数ドミノ』、流山児事務所『オケハザマ』、シビウ国際演劇祭参加作品・台湾阮劇團×流山兒事務所『馬克白:マクベス』等々。音楽ドキュメンタリー映画『WeDon’t Care About Music Anyway』(監督:セドリック・デュピール & ガスパール・クエンツ)出演。音楽監督として映像作品では、『緑子/ MIDORI-KO』(監督:黒坂圭太)、『zone存在しなかった命』『みえない汚染 飯館村の動物たち』(監督:北田直俊)、『きよこのくら』(監督:中村智道)等々。

佐藤公哉<ヴォーカル/ヴァイオリン/ハルモニウム>

北海道生まれの音楽家・作曲家。シュルレアリスムの影響から幼少より画家を志し、後に音楽へ転向。祖母の詩吟、お寺の読経や教会の賛美歌を原体験とする声の表現を主に、ヴァイオリン、ビオラ、ハルモニウム、パーカッションなどを奏するマルチプレイヤーでもある。
様々な地域性/時代性の入り交じる越境的な室内楽を得意とし、クラシック、ポップス、ジャズ、ペルシャ音楽、ブラジル音楽、雅楽など様々な領域の音楽家と共演。映画音楽、舞台音楽、地域に密着したプロジェクトも手がける。
バンド「表現(Hyogen)」、デュオ「3日満月」などで活動する他、子供たちとのワークショップ「音のてらこや」や、ネットワーク「Torus Vil.」を主催。2017年よりハルモニウムと声によるソロ・パフォーマンスを開始。
http://satokimiya.blog.fc2.com/

SUNDRUM<ダンス/うた/ジャンベ/太鼓ほか>

2010年、旅を愛する打楽器奏者・坪内あつしの呼びかけにより結成。
様々なバックグラウンドを持ったメンバーが、打楽器と歌とダンスというプリミティブな編成で、先進的なダンス音楽を創造するお祭り遊動芸能家集団。アフリカ、日本、アジア各地のあらゆる民族音楽を吸収し、独自の越境的視点から湧き上がるネオ・トライバルミュージックを創作。東京、伊勢、岡山に住む8人のメンバーが、国境を越えて各地で観客を巻きこみ、エネルギッシュなパフォーマンスで祝祭的な空間を創り出している。
本公演参加メンバーは、坪内あつし(per.)、菜央(dance)、ハブヒロシ(遊鼓.)、荒井康太(dr.太鼓)、横手ありさ(vo.)、亀田欣昌(dance)、ツダユキコ(vo.)。

白井剛<ダンス>

ダンサー・振付家・演出家
1998年「study of live works発条ト(ばねと)」設立。2006年より活動単位「AbsT」を設定し作品毎に形態を変えながら国内外にて作品を製作・発表。2000年バニョレ国際振付賞受賞をはじめ国内外の幾つかの賞を受賞。物・音・言葉・空間・時間など様々な対象と交感する精緻な視点と、テーマ毎に変幻し無手勝流に進化した独自の身体性が評される。

高原朝彦<10弦ギター>

54年、東京生まれ。12歳からギターを独学。70年代後半から10弦ギターでの即興演奏を始め、映画やTV番組の音楽を担当。87〜88年ミュンヘンを拠点に、ドイツの数都市でソロ・コンサートをひらく。林栄一、太田惠資、田村夏樹、蜂谷真紀、加藤崇之、河崎純などの音楽家と共演を重ね、2013年に本田ヨシ子(voice)とのデュオアルバム【0519】をリリース。現在はギターソロと、2014年に結成した自身のトリオ【魚一】(林栄一 as、マルコス・フェルナンデス ds)を中心に活動している。

中村蓉<ダンス>

振付家ダンサー。
早稲田大学在学時コンテンポラリーダンスを始める。ルーマニア・シビウ国際演劇祭、東アジア文化都市式典(韓国光州・横浜)など国内外で作品を上演。二期会オペラ『ジューリオ・チェーザレ』ドイツ・マインフランケン劇場製作オペラ『NIXON IN CHINA』の振付、ロックバンドsumika「MAGIC」MVの振付なども担当。郷ひろみ「笑顔にカンパイ!」(振付:近藤良平)アブリル・ラヴィーン「Hello Kitty」(振付:井手茂太)MVにも出演。〈歌謡曲スイッチ〉と題し、八代亜紀「雨の慕情」テレサ・テン「つぐない」など、名曲の歌詞に登場する人物になり切って踊るダンスワークショップを各地で展開中。
受賞歴
2012年ダンスコンテストNEXTREAM21審査員特別賞、第1回セッションベスト賞
2013年横浜ダンスコレクションEX審査員賞・シビウ国際演劇祭賞
2014年トーキョー×ソウルデュオダンスフェスティバル人氣賞
2016年第5回エルスール財団コンテンポラリーダンス部門新人賞
http://yo-nnn.wix.com/yo-nakamura

ピーター・エヴァンス<トランペット>

ピーター・エヴァンスは2003年よりニューヨークを拠点に活動しているトランペット奏者、インプロヴァイザー、作曲家である。様々なジャンルのミュージックがハイブリッド化された実験音楽のシーンに位置しており、モダンな音楽技法と伝統を広範囲にクロスオーヴァーする作品を生み出している。自己決定的でありながら同時に協働的ともいえる即興音楽の性質を作曲のツールとして積極的に取り入れながら、他のミュージシャンや作曲家とともに新たな音楽の創作に力を入れており、その繋がりと広がりはますます大きくなっている。現在、彼がリーダーを務めている主要なグループはPeter Evans EnsembleとBeing & Becomingである。他にも、ピーターは2002年よりソロ奏者としてトランペットの生演奏と音源のリリースを行なっている。インプロヴィゼーションの分野において優れたアーティストとして広く認知されており、過去10年間に複数の音源を発表している。 ピーターは(マイク・プライドとティム・ダールと共に)Pulverize the Soundのメンバーでもあり、(エヴァン・パーカー、クレイグ・テイボーン、そしてサム・プルータと共に)Rocket Scienceのメンバーでもある。同じ志を持ったミュージシャンと共に実験を繰り返しながら、常に新しいグループ編成を行なっている。作曲家としては、インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル(ICE)、ヤーン/ワイアー、ドナウエッシンゲン音楽祭、ジェローム財団新進アーティストプログラム、そしてドリス・デューク財団などからコミッションを受けてきた。また、世界各地の主要なフェスティバルに出演しながら、自身のグループを率いて様々な地域でツアーを敢行している。エヴァンスがこれまで共演してきた主なミュージシャンは、ジョン・ゾーン、ペーター・ブロッツマン、ジム・ブラック、ウィーゼル・ウォルター、マタナ・ロバーツ、タイショーン・ソーリー、レヴィ・ロレンツォ、ネイト・ウーリー、スティーヴン・シック、メアリー・ハルヴォーソン、ジョー・マクフィー、そしてICEやウェット・インク・アンサンブルのメンバーなど。2011年からは自身のレーベル、More Is Moreよりレコードをリリース。2016年には、ソロアルバム”Lifeblood” と、ピーター・エヴァンス・クインテットの3枚目にして最後のアルバム “Genesis”をリリースし、高く評価された。2018年にMore Is Moreは5枚の新譜を発表する予定である。

巻上公一<ヴォイスほか>

ヴォーカリスト、プロデューサー。1978年結成のヒカシューのリーダーとして作詞作曲はもちろん、声の音響やテルミン、口琴を使ったソロワークやコラボレーションを精力的に行っている。トゥバ共和国の喉歌ホーメイは日本の第一人者、97年から毎年トゥバやアルタイから音楽家を招聘、喉歌国際交流を組織している。テルミンは、通常の奏法を逸脱したカンフースタイルを確立。口琴はバシコルトスタンのローベルト ザグレッヂーノフを師とし、ゾルタンシラギーの発明口琴をはじめ、様々な口琴を使いこなす。98年には口琴オペラ『ぼくは頭をびょんびょんした』を作・演出。歌らしい歌から歌にならないものまで歌う歌唱力には定評があり、それらの音楽要素を駆使する演劇パフォーマンス(チャクルパシリーズ)のクリエーターとしても活躍している。また、ヨーロッパ、アジア、アメリカなどの世界のさまざまな音楽フェスティバルにも招聘される他、〈JAZZ ART SENGAWA〉〈Festival Neo Voice〉〈湯河原現代音楽フェスティバル〉〈John Zorn’s COBRA〉など、ユニークなフェスティバルやシリーズ公演をプロデュースしている。最新アルバムは『TOKYO TAIGA』(tzadik)。ソロヴォイス作品に『KUCHINOHA』『KOEDARAKE』、口琴作品に『ELECTRIC EEL』(3作共にtzadik)、テルミン作品に『月下のエーテル』(doubt music)、歌のアルバムに『民族の祭典』『殺しのブルース』(bridge)など多数。
ヒカシューの新作『あんぐり』が2017年10月に発売される。
http://www.makigami.com/

松岡大<舞踏>

舞踏家ならびにLAND FES 代表/ディレクター。
上智大学卒業。桑沢デザイン研究所卒業。
2005年より山海塾に舞踏手として参加。「金柑少年(リクリエーション)」「とばり」「めぐり」「卵熱(リクリエーション)」などの主要作品に出演中。
2011年より、街を歩きながらミュージシャンとダンサーによるライブを鑑賞するウォーキング形式のパフォーマンスイベント「LAND FES」を主催。調布市主催「JAZZ ART せんがわ」の同時開催イベントとして仙川の街で「LAND FES」を開催し、商店との交渉を重ねながら街全体を舞台に仕立てあげ、劇場と街を繋ぐ企画性が評価され、2014年より毎年開催している。photo by Masabumi Kimura
http://daimatsuoka.com

松本ちはや<パーカッション>

10歳から打楽器を始める。
市立習志野高校吹奏楽部に在籍時、クラシックとマーチングで全国大会金賞を受賞。洗足学園音楽大学では打楽器における現代音楽からジャズ、ワールドミュージック、そして即興演奏まで幅広く学ぶ。卒業後はフリーの打楽器奏者としてライブやコンサートに加え、録音、レッスン、学校公演、チンドン屋、地上波CM出演、地元チバテレビのレポーターなどジャンルを問わず活躍。特別史跡認定加曽利貝塚にて復元縄文太鼓製作にも挑戦中。2016年1月には初のソロ公演「リデル」を成功させ、打楽器の音を操り空間を彩るアーティストとしても一歩を踏み出した。プロとして活動を始め10年目、2017年1月「哀しみさえも星となりて/照内央晴・松本ちはや」CDデビュー。
音の世界では誰もが等しく平等であることを意識し、一緒に音を出す共演者、そしてその場に居合わせた全員と、音の世界での瞬間のコミュニケーションを大切に音楽を紡ぎ出す
独自の感性でパーカッションの音色を使い分け、曲に合ったドレスアップを施すことができる意外とパワフルなパーカッショニスト。
https://www.chihaya147.com

矢野礼子<ヴァイオリン>

東京生まれ。
幼少よりクラシックバイオリンを学ぶ。早稲田大学で美術史を専攻。
2008年より即興演奏を始め、あらゆるジャンルの演奏家との共演を中心に、ダンス、詩、映像等、様々な表現者との即興での共演を重ねながら、バイオリンの持つ生の音の美しさと、可能性を探求している。

山田あずさ<ビブラフォン>

鍵盤打楽器奏者 北海道富良野出身。
桐朋学園大学音楽学部カレッジデュプロマコースにてマリンバを専攻、世界的なマリンバ奏者である安倍圭子、浜まゆみの両氏に師事。
卒業後、演奏活動の他、子ども向けワークショップ、アーティストサポート、レコーディングなど様々なフィールドを経る。 現在、WUJA BIN BIN、渋さ知らズ オーケストラ、自身のバンド打楽器Duo MoMo、nouon、QUOLOFUNEなどで演奏。2015年nouonファーストアルバム 『KUU』をリリース。オノ・セイゲンの録音により『Azusa Yamada and Pearl Alexander』シリーズを3年続いて発表。
海外公演、マリンバ曲などの制作・録音、近年では、ダモ鈴木(CAN)、舞踏家 蝉丸(山海塾)との共演。また、星野源やタクシー・サウダージ、高木正勝などボーカリストのステージサポートなど演奏活動の幅は多岐に渡る。
これまでに、イギリス Glastonbury Festival、スペイン SAN SEBASTIAN JAZZALDIA、ポルトガル FNN SINES、フランス LA ROQUE D’ANTHERON FESTIVAL DE PIANOなど伝統ある海外フェスに出演、国内では六本木アートナイト、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパン、神奈川国際芸術フェスティバルなどに出演している。
http://c-ritmo.com/